人&ライフ「大根田良樹さん(舞台俳優)」
劇団東俳の子役で活躍していた。NHKの連続ドラマにも何度か出演している。6歳で地元劇団に所属し、10歳から東俳へ。「半年に半分はやめてしまう」という子役の卵たちの中で大根田さんは9年間所属した。その後は舞台へと活躍の場を移すが常に学業の傍らだった活動に自身、どこか踏ん切りの悪さもあったのだろうか。一方で「日常化し、ほぼ当たり前のようになっていた」演劇への道筋。そのまま進むことに少しためらいが生まれた。大学卒業後1年間カナダへ留学した。「離れてみて初めてわかるものって、やっぱりあるんだなと思いました」
「東京とは時間の流れ方が違う」カナダでのんびり過ごし、心ゆくまで友と語り合い、じっくりと自身の裡の声に耳を傾けた。「演ずる」ことの心地よさが蘇った。迷いを断ち切り帰国。
いくつかの舞台を経験し昨年11月には脚本、演出もこなした作品が好評を得た。
「今は後ろを振り返らず走れるだけ走ってみたい」と何かに突き動かされるかのように生まれてくる「演ずる」ことへの欲望に、今は身を任せ満たされる場をひたすら模索する。
「最近は舞台よりも映画に魅力を感じるようになりました」
大学時代、自主制作映画を撮ったことがある。中学校時代の同級生が集まり「思い出に」と青春映画を制作した。もっとも「撮るには撮ったんですが、その後みんな忙しくなって、編集がまだ終わっていません。実は未完なんです」ということだが映像へのシフトはこの頃から始まっていたのだろうか。
脚本や台本を手がけ、「書くことも好きです」という大根田さん。多才ゆえに迷いも生じる。当面は映画俳優志望ということでいいのだろうか。
文 やまもとみどり
- by asafure
- at 2007年04月04日
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