こんなことに気をつけよう中高年の健康管理「そんな年寄りに見えるかな?」(鏑木長夫)
梅雨の中休みの日曜日、友人から、「花菖蒲を観にいかないか」という電話があった。梅雨と同じく仕事も中休みだったので、カメラを担いでいそいそと出かけた。行先は東村山の北山公園だという。
西武新宿線の東村山駅で下車、そこから徒歩約二十分で目的地に着く。菖蒲は今が見ごろ、湿地一面を色とりどりの菖蒲が埋め尽くしている。
菖蒲といえば、堀切菖蒲園、明治神宮などもいいが、ここの方が野性味があっていい。観光客は老若男女さまざまだが、どちらかといえば老7対若3くらいか。
東村山には、もう一つ目的があった。それは、「うどん」である。
うどんといっても、肉うどんとかいって、熱い肉汁に盛りうどんをつけて食べる、つけ麺が有名で、最近は町(村?)起こしの一環として地元の観光協会も力を入れていると聞いていた。
ところが、このうどん屋が見つからない。駅の周辺を歩き回ったのだが、そば屋とラーメン屋はあっても、それらしきうどん屋が見つからない。
そこで、駅のそばにある交番で、どこかうまいうどん屋がないか聞いてみた。聞き方がまずかった。交番や観光窓口などでは、うまい、まずいの判断はしないのだ。そこで、どこか近くにうどん専門店はないか聞き直した。
すると、お巡りさん、私の頭のてっぺんからつま先まで、目を走らせてから、言うに事欠いて「あるんですけど、そこのうどんは堅くて、お年寄りにはちょっと無理かもしれませんよ」。
冗談じゃない、いくら堅くても、たかがうどんじゃないか、それに自慢ではないが、私はまだ一本の抜け歯も虫歯もない。歯だけは自慢なのだ。
多少、憮然としたが、そのうどん屋に行ったところ、日曜・祭日は定休。
しかたなしに、近くの薬局で別のうどん屋を教えてもらったのだが、その主人が、私の顔を見て、またこう言った。「テレビでも放映された有名なうどん屋があるんだけど、お客さんにはちょっと遠いかもしれないな」、さらに聞くと、ここから一キロくらい離れているという。一キロなら、十五分も歩けば着く。
もうこっちは二時間近く歩いてきたのだから、何の一キロくらい、と思ったが、二人に年寄り扱いされるのは、どうも私の人相風体がよほど年寄りに見えたのではないかと気になってきた。
六十九歳は確かに年寄りだが、まだ高期高齢者にはほど遠いはずだ。
それとも、自分で思っているより、他人には年寄りに見えるのかもしれない。
まあ、どっちでもいいけど。
うどんは期待していたものとは違っており、堅くもなければ、柔らかくもなく、味は可もなく不可もなしといったところ。
なにかちぐはぐで、釈然としない一日だった。
- by asafure
- at 2008年07月10日
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